KID NEXT(Kyudai Innovation Design NEXT)とは、2015年から2022年の7年間に渡って実施された、九州大学大学院芸術工学研究院が社会と連携し、デザインによって新たな未来を拓くプロジェクトです。
九州大学大学院芸術工学研究院はその前身である九州芸術工科大学が開学した1968年以来、科学技術と人間精神の最も自由な発現である芸術を融合させた「芸術工学」を柱として、デザインに関する教育、研究、実践を行ってきました。
KID NEXTはその芸術工学を継承発展させ、デザイン教育研究の世界的な中核拠点の形成をすすめ、世界トップレベルの大学、研究機関や国際機関との連携により国際的な教育研究プロジェクトを実施し、社会の多様なステークホールダーと協働し、社会的課題解決のためのデザイン実践に取り組んできました。以下のVision、Missionのもと、取り組んだ成果について、本サイトで閲覧することができます。ぜひご活用ください。
九州大学大学院芸術工学研究院のKID NEXTは拡大するデザイン領域にアプローチし、デザインの新たな可能性に挑戦します。デザイン学の体系化による学問的な基盤に立ち、国際連携・交流から多様な価値観、経験、文化的背景を包摂し、社会課題解決のためのデザインを実践するとともに、そこで生まれた知見をもとに、多様性を原動力とする新しいデザインの創出を目指します。
芸術工学にとって必要な「デザイン学の体系化」を目的に、デザインを学問として追究します。創造性教育の推進に不可欠な最先端のものづくり環境を整備し、デザイン学と共にデザインの未来を創成する土台を築きます。
未来デザイン学センター、SDGsに対してデザインの領域で貢献する「九州大学芸術工学研究院SDGsデザインユニット」を中心に、国内外のネットワークを構築し、社会実装に取り組みます。またビジネスとデザインの融合において産業界との共同研究や他部局連携によるプロジェクトを実践します。
バイオデザイン、トランジションデザインなど近年拡大しているデザイン領域に対して、実験的に新たな方法論を探り、さらなるデザインの拡大の可能性を追求します。
九州大学大学院芸術工学研究院には、芸術工学を基軸としたデザイン、工学、生物、芸術、哲学など多様な研究者が活動しています。様々な共同プロジェクト経験も豊富なため、現代社会における問題提起や課題解決に向け、多様な視点で助言や支援ができます。
多様な専門分野を有する九州大学大学院芸術工学研院では、専門分野に応じた実験施設と設備を有し、長期滞在型または分野横断型のプロジェクトにも適しています。
世界的に注目され、利便性の高い福岡市の中でも、福岡国際空港や博多駅、都心部の天神からも近く、各国からのアクセスも容易で、共同プロジェクトに適した立地です。
世界トップレベルのデザイン教育機関との共同プロジェクトに取り組んできたノウハウの他に、 多くの国内外ネットワークが生まれてきました。その一つ一つのネットワークは、コミュニティとして、情報交換がなされ、現在も継続的な活動につながっています。
1968年に開学した九州芸術工科大学(現・九州大学芸術工学部)では、現代社会の課題に対し、デザインからの視点で課題解決に取り組むプロジェクトを行うとともに、これまでデザイナー・デザイン人材を育成するデザイン教育にも力を注いできました。多様な社会の課題を解決できるデザイナーを育成するには、多くの共同プロジェクトを通した経験が重要であると考えます。
Search