みんながやさしい、みんなにやさしい「ユニバーサル都市・福岡」の考え方を広く市民に伝え、市民のユニバーサルデザインへの理解・促進を図るために、2013年10月3日から6日にかけてデザインチャレンジワークショップを実施しました。テーマは「Re・charge FUKUOKA 福岡発、元気のデザイン~福岡の『隠れた逸品』その元気をデザインする」です。
生活者とデザイナーが一緒に課題の解決方法を考える先進的な手法「インクルーシブデザイン」にを使って、みんながやさしいみんなにやさしい福岡発のデザインにチャレンジしました。プログラムの指導は,世界的に活躍されているユニバーサルデザイン専門家のジュリア・カセム氏が行いました。
Aチーム:「にじゅうmaru プロジェクト」
似顔絵名刺を起点とした、障がい者と社会とのつながりの創出
「障がいを持つクリエイターが訪問者と直にコミュニケーションをとれる場」としてのカフェを施設内に設けます。訪問者の接客はクリエイター達自身が行います。これにより、クリエイター達が地域社会とのつながりを感じ、モチベーションの向上が期待できます。過去に制作した作品全般をデータベース化して展示します。この作品データベースがカフェの魅力となり、さらにはクリエイターと訪問者がコミュニケーションをとる効果が期待できます。
Bチーム:plasico(プラシコ)
刺し子ふきんを製作販売している福祉作業施設「みどりのその」では、施設利用者に高い縫製技術はある一方、その商品においては付加価値を与えるデザインのクオリティを高める必要性や、ターゲットユーザーの明確化とそのターゲットに訴求する適切なプロモーションの必要性があることがわかりました。
そこで、ブランドイメージを確立し、ロゴマークやオリジナルの刺し子の模様をデザインすることによって、伝統の技術に新たな価値を創造することを目指しました。最終的には、伝統的な技術を使ったオリジナルブランド「plasico(プラシコ)」を提案しました。
Cチーム:毎日の「食べる」がつくる、子どもの健康づくり
食に無関心な親子だったり、または関心があっても時間が無かったり、料理することにストレスを抱えている親のために、カードゲームやスマートフォンのアプリケーションを活用したこどもの健康づくりのための仕組みをデザインしました。
Dチーム:アレルギーフリーケーキを通して笑顔を広げ、繋げるしくみの提案
障がい者が通う施設「ふよう学園」で作られているホールケーキのRe-chargeを試みました。
・ブランド化
・パッケージデザイン
・情報発信環境の整備
・ケーキのデコレーションをするワークショップ
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ユニバーサル都市・福岡デザインチャレンジ2013
日時
2013年10月3日から6日まで