みんながやさしい、みんなにやさしい「ユニバーサル都市・福岡」の考え方を広く市民に伝え、市民のユニバーサルデザインへの理解・促進を図るために、2014年9月5日から6日にかけてデザインワークショップを実施しました。
テーマ:「新しいユニバーサルサービス」
生活者とデザイナーが一緒に課題の解決方法を考える先進的な手法「インクルーシブデザイン」を使って、みんながやさしいみんなにやさしい福岡発のデザインに、チームに分かれてチャレンジしました。
A チーム: Kami(i) (カミアイ)
(1)カミアイベース
博物館来館者の入館から探索プロセスまでのサービスで、受付機能を強化しました。
(2)コースレシピ
来館者の探索から鑑賞までのプロセスで使用するサポートツールです。
(3)iCon
来館者の鑑賞プロセスにおけるサービスです。
展示資料やキャプションを読むより、人から聞く方が理解しやすいということから、人による説明を重視しました。
B チーム:コンシェルジュ全力応援大作戦
ホテル内の空間を、①ロビー、廊下といったパブリックなスペース、②部屋の中のプライベートなスペースに分けました。それぞれの空間に対して、ひとつずつ解決策を提案しました。
①パブリックスペースのためには、「リトルコンシェルジュ」という新しい概念を作り、ホテル内の全てのスタッフが、疑似コンシェルジュのような役割を果たすようにしました。
②プライベートスペースでは、お客様が必要最低限のことを一人でできるように、「アメニティお弁当箱」という新たな仕組みを作りました。お客様が楽しく、快適に室内で過ごせるようにしました。
Cチーム:ホテルのユニバーサルサービス
ホテルのファーストコンタクトの場所であるフロントスペースで、ユーザーとホテル側のお互いの想いが両思いになる仕組みをハードとソフトの面から考えました。
ハード面では、フロントでユーザーとしっかりとコミュニケーションが取れるよう、入ってすぐに分かる場所にカウンターを設けました。多様なユーザーを受け入れられように、カウンターを低くし、座ってゆっくりとコミュニケーションできる空間を提案しました。
ソフト面では、ユーザーが必要とするサービス情報が分かるように、ルームキーにアイコンを付け、従業員が一目で必要なサービスの内容が分かるという提案や、従業員が、自分の得意な分野や得意なジャンルを表示することで、ファーストコンタクトがスムーズに始められる仕組みを考えました。
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ユニバーサル都市・福岡デザインチャレンジ2014
日時
2014年9月5日から6日まで