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九州大学x株式会社タカギx久留米工業高等専門学校 デザインエンジニアリング共同プロジェクト『くらしの中のIoT』を実施

九州大学大学院芸術工学院秋田研究室は、2018年度と2019年度に教育・研究の一環で株式会社タカギのプロダクトデザイナーと設計者、久留米工業高等専門学校の電気電子工学の専門家、本学のシステムデザイン工学の専門家とデザインストラテジー専攻の学生たちと共にデザインエンジニアリング共同プロジェクトを実施しました。本プロジェクトでは、デザインとエンジニアリングの両者の視点から、くらしの中における IoT(Internet of  Things)のあるべき姿を探究し、曖昧で複雑な人と人との繋がりを私たちがより豊かに感じることができるような“感じ方の仕組み”とプロダクトを提案することを目的に実施しました。

IoTはこの世界をセンシングし、情報を集約・解析・連携させ、我々に何かを分かりやすく提示してくれます。しかし、我々のこの世界は曖昧で複雑なものです。情報を切り取り、縮約することで失われるものがあるのではないかと考えました。本プロジェクトでは、IoTを用いてこの世界をより豊かに感じることができるような仕組みをデザインし,プロトタイプを実装させました。

2019年3月にはワークショップコレクションin福岡で市民向けの体験展示を行い、2019年10月には九州大学大橋キャンパスのデザインコモンにおいて企画展を実施し、 哲学者チャールズ・サンダース・パースの記号論の観点から、人とモノと情報の複雑な関係の中に生じる動的なコンテクストをデザインする方法について研究発表しました。

 

6つのプロトタイプ

■ワミュレット:応援の“気持ちの温度”を光で伝えるお守り

■MaMaTaMa:調味料のさじ加減を計って家庭の味を再現できるおたま

■知らせの泉:情報を“水”のふるまいで表現する水盆型の端末

■I’m at home:明かりの気配で離れた家族をつなぐ間接照明

■HAPTEL:音声だけでなく触覚でもコミュニケーションできる電話

■おもいのおもさ:音声と子どもの体重を関連付けて記録し、親子の思い出の想起を補助する体重計

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九州大学大学院芸術工学研究院秋田研究室

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