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ユニバーサル都市・福岡デザインワークショップ2016

福岡市の屋台は全国でも屈指のグルメ街として知られています。海外からの観光客も地元の人々も、より屋台を楽しく体験できよう、また、屋台の運営者がより屋台を使いやすいよう、ユニバーサル都市・福岡デザインワークショップ2016は、デザインパートナー(屋台大将、海外来訪者)と共に福岡発のユニバーサルデザイン屋台を提案します。

Aチーム: UNBRELLA屋台
コンセプトは傘のように一人で広げられる、透明な屋台。

・屋台オーナーにとって組み立てやすい屋台
屋台オーナーにとって組み立てが身体的に大きな負担である。特に屋根の開閉は高いところの作業なので、背の低い女性や高齢者にとっては難しいです。そこで一人で行えるように、屋台の屋根の構造をデザインしました。店を開く場所の床にフックを掛けて、リアカーを押す力を利用し、屋根が自動で開きます。
・外国人にとって入りやすい見た目のデザイン
外国人にとって屋台に興味はあっても一歩入るまでがなかなか難しいです。そこで、外から見てわかりやすいこと、また、安心して入りやすい、物理的にも心理的にも透明性の高い屋台をデザインしました。

Bチーム: ゆるり屋台
コンセプトは、今までにない、ゆったりとした上質な体験を提供する誰でもくつろげる屋台。

既存の屋台の問題点として多くの客に対応するため、皿やグラスなどが多く必要になり結果として設営や撤収に大変な手間や労力がかかることがわかりました。客の視点から既存の屋台を敬遠する理由として、「屋台はゆっくり出来ない」ことや、清潔さや品質などに対する不安があることもわかりました。
ゆるり屋台は少数の予約制を取り、上質な九州の地産地消食材や無農薬のお茶を味わえるものとなっています。既存の屋台のように回転率にはこだわらず、ゆったりとした時間を過ごしてもらうことを重視しているため、皿やお椀などは最小限にとどめ、設営で浮いた手間を客との丁寧な応対にあてることができます。
くつろぎの時間を演出するために、イスの代わりに座敷を設けています。畳モジュールは取り外し可能、車椅子などに対応できるようにとなっています。加えて床下に収納スペースを設け、運営面にも配慮したコンセプトとなっています。ゆるり屋台のコンセプトは今までにないジャンルを開拓し福岡の屋台文化の新たな流れをつくります。

Cチーム: TRIP YATAI FUKUOKA
コンセプトは、福岡観光の入口、出口になる屋台。

福岡の街のアイコンである「屋台」ならではの魅力を楽しみながら、観光情報を知ることができる場です。
お店には大将・女将さんが常駐し、福岡屋台らしい雰囲気で話せることで、ウェブでは得られないディープな福岡の情報を得ることができます。時には人生の相談に乗ってくれるかも。
空港や駅など、福岡への入口・出口となる公共空間に設置し、国内外からの観光客へ福岡の情報を親密に伝えてくれます。
お店では、八女茶、梅ヶ枝餅、あまおう、博多通りもんなど福岡の地産品を味わうことができます。
また、車いすの方が楽しめるよう十分なスペース、子供でも楽しめるよう目線の高さへの配慮、また旅の荷物が置けるイスなどユニバーサルな屋台設計をしています。
屋台の魅力である隣の人との親密さを感じてもらうため、長椅子を使っています。
TRIP YATAI FUKUOKAは、観光客、屋台オーナー、行政、福岡県移動飲食業組合にとって嬉しい福岡屋台型ビジネスモデルの提案です。海外からの観光客も地元の人々も、より屋台を楽しく体験できよう、ユニバーサル都市・福岡デザインワークショップ2016は、屋台大将、海外来訪者と共に福岡発のユニバーサルデザイン屋台を提案します。

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