九州大学大学院芸術工学府では大学院生を対象にした、国際協力マネジメントという授業がを実施しています。この授業は、文化的な違いに配慮した国際協力・開発援助の在り方について理解を深めることを目的として毎年開講しています。2019年に実施した授業では、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとして、社会課題をデザインの手法で解決する3時間のワークショップを開催しました。
このワークショップでは、様々な国籍の学生10名を3グループに分け、「Goal 12:つくる責任、つかう責任」におけるフードロスに焦点を当てて取り組みました。各チームで課題の理解、コンセプト作り、プロトタイピング、プレゼンテーションの4つのプロセスを通してアイデアを発想し、デザイン提案を発表しました。
チーム1
コンビニエンスストアの食品廃棄物に着目し、日本のコンビニエンスストアに「売れ残りゼロ」への仕組みを提案しました。
チーム2
レストランで客が食べる量と食の嗜好を、ビッグデータから即座に判断し、適切な量と味付けを提供するテーブルの提案。これによってレストランのフードロスを抑え、食べ残しのない飲食店を描きました。
チーム3
一人暮らしではどうしても調味料を使い切れずに残ってしまうことがあります。この調味料の廃棄に着目し、一人暮らしの人が自分の欲しい適量の調味料を購入できる仕組みを提案しました。
日時
2019年7月1日 14:50-18:10
場所
九州大学大学院芸術工学府
福岡市南区塩原4-9-1
お問い合わせ
九州大学 SDGsデザインユニット
sdgs@design.kyushu-u.ac.jp
Member
- 谷正和 九州大学大学院芸術工学研究院
- 稲村徳州 九州大学大学院芸術工学研究院
- 張彦芳 九州大学大学院芸術工学研究院