ニューサウスウェールズ大学との協業イベント「インダストリー4.0 を越えて：木材によるデジタル・ファブリケーションとデザイン」

九州大学 環境設計グローバル・ハブと、ニューサウスウェールズ大学建造環境学部の共同企画として、日豪交流イベント「インダストリー4.0 を越えて：木材によるデジタル・ファブリケーションとデザイン」を開催しました。

木工・木造建築とデジタル・ファブリケーションを研究する日豪の専門家を招聘し、4日間の日程で関係構築・成果発表・意見交換を行い、先進的なパーソナル技術について議論しました。

【日程】
11 月26 日　南小国町役場　町民公開講座
11 月27 日　南小国町役場　シンポジウム
11 月28 日　大橋キャンパス　シンポジウム、葉祥栄レクチャー
11 月29 日　MTRL 京都　トークイベント

初日は熊本県南小国町役場にて町民公開講座を開催し、京都大学の小見山助教やVUILDの秋吉氏、AR-MAのガブリエル・ウラッコ氏が、デジタル技術を活用した木造建築の事例などの紹介を行いました。また、招聘者らは現地の木材産業の現場とファブラボ阿蘇南小国などを訪問しました。

2日目は熊本県南小国町役場にて、シンポジウム「Digital Processes and Craft Traditions」を開催し、招聘者全員による議論を行ったほか、小国町にある葉祥栄氏による大規模木造建築の作品群を見学しました。

3日目は九州大学大橋キャンパスにて、シンポジウム「Education Futures」（H. Haeusler、M. Niemela氏（ニューサウスウェールズ大学）、杉田宗氏（広島工業大学）、城一裕、谷正和（九州大学））と、葉祥栄氏による特別講義「非建築デザイン：アンビエント・デザイン・マトリックス」を行いました。葉氏の講義には100名を超す来場者が訪れました。

4日目は、FabCafe Kyoto内にあるMTRL KYOTOにて、トークイベント「Digital + Material」を行い、M. Niemela氏、T. Huang氏（ニューサウスウェールズ大学）、足立奏一氏（大工）、久保田麻美氏が講演を行いました。

登壇者

Scott Geoffrey Hawken
UNSW, faculty of Built Environment

Matthias Hank Haeusler
UNSW, faculty of Built Environment, Associate Professor
Director Computational Design

Marjo Niemela
UNSW, faculty of Built Environment,
Director Design Futures Lab

Tracy Huang
UNSW, faculty of Built Environment

Gabriele Ulacco
Director at AR-MA

小見山陽介　Yosuke Komiyama
京都大学大学院工学研究科建築学専攻　助教

伊藤慎一郎　Shinichiro Ito
京都産業大学情報理工学部　講師

斉藤一哉　Kazuya Saito
東京大学大学院情報理工学系研究科　特任講師（2018年当時）

杉田宗　So Sugita
広島工業大学環境学部 建築デザイン学科　准教授

秋吉浩気　Koki Akiyoshi
VUILD株式会社代表取締役

葉祥栄　Shoei Yo
建築家