INNOVATION STUDIO FUKUOKA Project4 災害を乗り越えるイノベーション -しなやかでたくましい暮らしの創造に向けて-
イノベーションスタジオ福岡とは、社会や地域の課題を、事業づくりを通して解決することを目的とした、市民による市民のためのイノベーション創出プログラムです。今回は「防災」や「災害復興」を目的とし、「災害を乗り越えるイノベーション」をテーマにワークショップを開催しました。
2度の最大震度7の地震に襲われた熊本地方。震災によって加速した地域の課題、そして再考を迫られた災害への備え。自然災害大国日本に住む私たちに突きつけられた多くの重い課題は、その一方でイノベーションの鉱脈とも言えます。事実、東日本大震災では、被災地の課題解決を通じて新たな地域の可能性を創造する多くのイノベーターが出現し、その知恵と情熱はいまや被災地を超え、国内外の各地に広がって、社会に大きな影響を与え始めています。こんな反転攻勢を、ここ福岡から始めたい。イノベーションの力で、災害を乗り越え、人類に明るい希望をもたらす事業を、さあ、皆さんの手で生み出していきましょう。
■プロジェクトの流れ
Phase1 (2016.9.18〜11.18)
リサーチ、フィールドワーク期間
生活者の周辺にある課題を探求し、創造的な切り口を発見し、イノベーション機会に転換する。
Phase2 (2016.11.19〜2017.1.27)
Phase1で生まれたアイデアコンセプトをプロトタイプとしてカタチにし、実験を繰り返すことで、磨き上げる。
Phase3 (2017.1.28〜)
Phase2によって磨き上げられたビジネスモデルやアイデアを持つチームに対し、FDCが事業化に向けた支援を行う。
■ソートリーダー
竹井智宏 (一般社団法人MAKOTO代表理事)
1974年生まれ。東北大学生命科学研究科博士課程卒。東日本大震災を契機に一般社団法人MAKOTOを設立。日本初の再チャレンジ特化型ファンド「福活ファンド」を組成し、起業家の投資育成を実施。2015年,日本ベンチャーキャピタル協会より「地方創生賞」を受賞。 起業環境整備にも注力し,東北最大のコワーキングスペース「cocolin」、東北随一のクラウドファンディングサービス「CHALLENG ESTAR」も展開。