ドイツのケルン応用科学大学国際デザイン学科(KISD)の学生10人と本学の学部3年生と4年生、大学院生10人が「マイクロ・モビリティ」というテーマに共同で取り組むプロジェクト授業を実施しました。ドイツ、日本、フィンランド、ブラジル、メキシコ、中国、台湾、ロシア、ケニアと国籍もデザイン分野も様々な学生たちが、3人程度のミックスのチームを作り、グループで協力しながらプロジェクトを進めていきました。
授業はドイツと日本でそれぞれ1週間、計2回のセッションと成果発表で構成しました。1回目のセッションでは、チームごとにケルンのスーパーマーケットや空港、幼稚園、一般家庭などのフィールドリサーチを行い、デザインの方向性を検討し、2回目は、福岡において焦点を絞ったフィールドリサーチをして、具体的な提案のイメージまで作りました。学生たちは大橋キャンパスの工房を活用し、考えることと、手を動かしてものを作る作業を行ったり来たりしながら、試行錯誤を重ねてデザイン提案を作り上げていきました。学生たちは、言葉だけでなく絵を描いたり、形を作ったりしながらコミュニケーションし、ものを作り上げていくプロセスを学びました。
お問合せ:池田美奈子 ikeda@design.kyushu-u.ac.jp