本研究院は、フィンランドのアールト大学メディア・ラボと、国際連携授業を行っています。2014年から始まったこの授業は、日本とフィンランドで同時期に、同一テーマで、プロジェクトを進めています。
プロジェクトの大きなテーマは、「Redesign of Society(社会のリデザイン)」です。今から約25年後、子どもたちが親となり、自分たちが今の親の世代となる近未来において、望むべき理想の社会のあり方(Utopia/ ユートピア)を考え、その実現を可能にするデザインを、様々なデザイン手法を実験的に用いながら考えていきます。
このアールト大学連携国際共同PBL教育事業は、九州大学大学院 芸術工学研究院と、九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)で同時に開講され、全学から多様な専門性を持った学生が集まります。社会の課題を自ら発見し、それぞれの専門性を生かして、チームで解決する力を養うことが目的とされています。最終成果発表はアールト大学で行われ、在籍する多国籍な教員や学生との意見交換や交流を通し、国際的な視野を育むことも期待されます。
本事業は、文部科学省 グローバルアントレプレナー育成推進事業 EDGEプログラムの助成を受けたものです。
2015年
テーマ「社会のデザイン・フィクション 少子高齢社会を解決するもう一つの日本の未来」
“Societal Design Fiction / Exploring Alternative Futures for Aging Japan”
プロジェクトの詳細はこちら
チームプロジェクト/ Team Project
-「ファーザー・エントランス・システム そして父になった」
“Father Entrance System”
-「子育て費用の無償化」
“Forever 0 for Raising Children”
-「女性の幸せと社会の調和を目指して New Harmily 新しい社会の形」
“Aiming for Women’s Happiness and Social Harmony New Harmily, a new form of society”
-「違っているって素晴らしい! 多様な背景を持つこどもの多様な個性を育む学校」
“Differences are Wonderful! Schools nurturing the varied individuality of children from all sorts of backgrounds”
2014年
テーマ「社会のリデザイン」
“Redesign of Society”
プロジェクトの詳細はこちら
チームプロジェクト/ Team Project
-「未来との契約」
“Sustainable Consumption and Environment”
-「パパの出産」
“One day, Daddy gives birth to a Baby”
-「空き都市の再生(人×エネルギー×都市)」
“Reborn –Vacant city- human × energy × city”
-「家族の日常と高齢化」
“Everyday Life of Families and the Aging”