九州大学芸術工学部(芸術工学府)と台湾国立成功大学計画デザイン学部との合同によるデザインワークショップをオンラインにて開催しました。
このワークショップでは「健康都市のためのデザイン」をテーマとして、九州大学から教員3名、大学院生4名、研究生1名、学部生2名、台湾国立成功大学から教員2名、学部生5名が参加しました。両大学の学生による混成チームを編成し、以下のプロセスのもと、ショートレクチャーの受講、調査、ペルソナ及びユーザージャーニーマップの作成など行い、日本の高齢者向けのサービスデザイン6案を考案しました。
■パート1
2020年10月24日 (土)
・ショートレクチャー「日台の健康な高齢者の生活意識に関する研究 」
・ショートレクチャー「ダブルダイヤモンド」など
2020年11月14日(土)
・ゲスト講師によるショートレクチャー 「厚生労働省 健康寿命をのばそう アワード等の紹介」
・収集した活動事例の報告(Miro)など
2020年11月21日(土)
・KU&NCKU学生混成の3グループ編成
・収集した活動事例の分類(Miro)など
■パート2
2020年12月5日(土)
・ショートレクチャー「ペルソナ」
・ショートレクチャー「ユーザージャーニーマップ 」など
2020年12月19日(土)
・ミニプレゼンテーション1:ペルソナ・ユーザージャーニーマップ
・高齢者オンラインインタビュー調査など
2021年2月20日(土)
・ミニプレゼンテーション 2:ペルソナ・ユーザージャーニーマップ
・ゲスト講師によるショートレクチャー「マレーシアと中国における高齢者のQOL向上を目的とした活動事例の紹介」など
■パート3
2021年3月6日(土)
・ショートレクチャー「IoT と高齢者」
・ブレーンストーミング(Miro)など
2021年3月20日(土)
・ゲスト講師による講演 「Regional revitalization brought by new work styles」
・日本の高齢者の向けのサービスデザイン6案の最終プレゼンテーション
今年度以降も、台湾国立成功大学計画デザイン学部と連携して、合同デザインワークショップを継続的に実施し、芸術工学部における特色ある国際連携教育プログラムとして確立させていく考えです。また、今後は、オンラインツールの活用、オンラインによるユーザー調査、国際間でのオンラインによる講義・演習の実施といった本ワークショップでの試行を繰り返すことで、それらに関連するノウハウを蓄積することができ、今後のデザイン教育・研究に貢献すると考えています。
[キーワード]
Healthy city, Elderly people, Service design, Persona, User journey map
[主催]
九州大学芸術工学部 工業設計学科・芸術情報設計学科
日時
2020年10月24日 - 2021年3月20日(内8日間)
場所
オンライン
お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 田村良一
tamura(a)design.kyushu-u.ac.jp