グローバルデザインプロジェクトIV

九州大学芸術工学部・芸術工学府と大連理工大学建築芸術学部との合同授業を九州大学大橋キャンパスおよび大連理工大学で、遠隔通信システムを利用してオンラインで開催しました。九州大学から教員３名、大学院生６名、学部生１１名、大連理工大学から教員３名、大学院生８名、学部生８名が参加しました。この授業では「コロナ禍の状況下でエンターテインメントを楽しむデザイン」をテーマに、スポーツ観戦、結婚式、お花見、動物園など、様々なターゲットに向けたエンターテインメントを楽しむためのサービス、製品などのデザイン提案を行いました。

・10月11日（日）：合同ガイダンス、チームビルディング
・10月23日（金）：フィールド調査（BOSS E・ZO FUKUOKA、PayPayドーム等）
・11月 8日（日） ：中間発表会
・12月19日（土）：最終発表会

一昨年まで遠隔通信システムはSkypeを利用していましたが、Zoomの利用と360度カメラなどの機材も整い、これまで以上に遠隔での連携授業が容易に行え、今回のノウハウを更に改善していくことで、With & Beyondコロナ時代にもより活発な国際連携授業を行える手応えが得られました。また、コロナ禍という国際的に共通した課題認識があったことで、文化的背景の異なる学生たちでも意思疎通が行いやすく議論の内容が深まったことから、今後のテーマ設定の参考となりました。
2021年度も大連理工大学との合同授業を実施する予定であり、テーマと実施時期について現在協議を行なっています。今年度も今回の経験を活かして遠隔授業を主体に進め、新型コロナ感染症の状況次第で可能であれば中間発表会、最終発表会を対面で行いたいと考えています。