2019年より、九州大学大学院芸術工学研究院では、基礎論の枠に留まらない、デザインの新たな可能性を探ることを目的とし、『デザインセミナーNEXT』を立ち上げ、実践的な活動を行うこととなりました。デザインの体系化を目的とするデザイン基礎学セミナーとの二本柱で、新たな教育方法の確立に取り組んでいきたいと考えております。
この度、『デザインセミナーNEXT』の第2回目として、レクチャー+ワークショップ「STEAM教育:音楽を通じたプログラミング教育の実際」を開催しました。
イングランドを主な拠点に、貧困や学習障害など困難な状況にある児童生徒に対するワークショップを展開するプロジェクト「Conductive Music」から、エンリコ・ベルテッリさん、鹿倉由衣さんをお招きしたワークショップを行いました。彼らは、近年重要視されているプログラミング教育に対して、音楽や芸術の立場からアプローチする「STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Art, and Mathematics)」を提案しています。テクノロジーからアート、アートからテクノロジーという領域横断的なワークショップ実践と講義を通じて、音楽を通じたプログラミング教育について体験的に理解できました。
Conductive Music CIC
2012年に創立。貧困や学習障害など困難な状況にある児童生徒に、音楽・テクノロジー・科学を兼ね備えたSTEAMに焦点をおいた刺激的な経験を届けている。イングランドを拠点に、ギリシア、フランス、スペイン、タイ、香港等、活動の幅を広げている。http://conductivemusic.uk/
[コーディネーター]
[主催]
九州大学大学院芸術工学研究院
日時
2019年9月30日(月)13:00~18:00
場所
九州大学大橋キャンパス 3号館322教室
福岡市南区塩原4-9-1
定員
30名
参加料
無料(要事前申込み。申し込みはコチラから。なお、当日はノートパソコンをお持ち下さい)
お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 長津結一郎
nagatsu(a)design.kyushu-u.ac.jp