いまデザインを導くものは、テクノロジーの「進化」でもなく、物や人間関係をなめらかにする「工夫」でもなく、人々から悲劇を免除する「仕組み」でもない。それらはいったいいかなる人間を要請するのか、それを問うことにほかならない。技術とデザイン、音楽と文化を見つめ、切り取り、接続する。〈問い〉としての編集から見えてきたものは。『さよなら未来 エディターズ・クロニクル2010-2017』(岩波書店、2018年)を上梓したばかりの若林恵氏にお話を伺った。
若林 恵 Kei Wakabayashi
米国で創刊され、ケヴィン・ケリー、クリス・アンダーソンらを編集長に戴き、テクノロジーを主に時代の潮流を捉えてきた雑誌『WIRED』。『WIRED』日本版の編集長を2012年から17年まで務め、編集手腕と執筆記事が高く評価されてきた。
主催:九州大学大学院芸術工学研究院
九州大学大学院芸術工学研究院は、デザインの体系化を目的としデザイン学の基礎論に取り組んでいます。
日時
2018年6月25日(月)13:00-15:00
場所
九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟 録音スタジオ
福岡市南区塩原4-9-1
お問い合わせ
田村 大(九州大学グローバルイノベーションセンター客員教授) 古賀 徹(九州大学大学院芸術工学研究院)
田村 大 tamdai(a)re-public.jp
古賀 徹 toru(a)design.kyushu-u.ac.jp