デザインを批評するのではなく、何かをデザインすることで現実を批評する。そうしたデザインはいかにして可能だろうか。デザインが現実に対するある種の応答であるかぎり、そのうちには現状に対する解釈や価値付けが含まれています。だとすればデザインとは、言葉ではなく、〈もの〉としての批評であり、批評する機能性ともいえます。ドイツ語圏におけるデザインをめぐる思考の最先端について、スイス北西大学のMiyazaki Shintaro氏にお話を伺いました。
※使用言語は英語。日本語の通訳あり。
Shintaro Miyazaki
北西スイス応用科学芸術大学研究員。1980年ベルリン生まれ。同大学、実験デザイン・メディア文化研究所に付属するクリティカル・メディア・ラボ [IXDM] にてキュレーターを務める。サイバネティクス、生態系主義、カウンターカルチャーやマルクス主義、セルフデザインといった問題系とデザイン、メディア、アートがいかに関わるかについて思考を深める様々なプロジェクトに従事する。2012年、フンボルト大学(ベルリン)にてメディア学の博士号を取得。
IXDM (Institute of Experimental Design and Media Cultures)
Shintaro Miyazakiウェブサイト
主催:九州大学大学院芸術工学研究院
九州大学大学院芸術工学研究院は、デザインの体系化を目的としデザイン学の基礎論に取り組んでいます。
日時
2018年7月9日(月)15:00-17:00
場所
九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟 録音スタジオ
福岡市南区塩原4-9-1
お問い合わせ
古賀 徹(九州大学大学院芸術工学研究院)
toru(a)design.kyushu-u.ac.jp