情報技術の目覚ましい発展と環境問題への関心が高まる中、私たちは、人間中心主義的な思想を再考し、人間以外の他者にも目を向ける必要性に迫られています。建築も人間の活動に奉仕するだけではなく、それを取り囲む、動植物、空気、水、情報、ものなどが、自らの特性を表現しうるような環境を創出すべきではないのでしょうか。
本講義では、このようなテーマのもと、シンガポール国立大学TSスタジオの学生が制作した修士設計作品を紹介します。これらの作品は、建築を、「アセンブレージ(集合)」という概念としてとらえ、そこに関与するあらゆる他者の政治的、経済的、そして物理的な関係の可能性を探求し、そのようなアセンブレージに人間がどのように関与してゆくかを考えます。
[登壇者]
坂元 伝(シンガポール国立大学)
日時
2018年12月13日(木)10:30-12:00
場所
九州大学大橋キャンパス 5号館1F 512教室
福岡市南区塩原4-9-1
対象
学外者をはじめ、ご関心のある方はどなたでも自由に参加できます。
参加料
予約不要、参加費無料
お問い合わせ
九州大学 環境設計グローバル・ハブ(eghub)
メール:eghub(a)design.kyushu-u.ac.jp
ウェブサイト:https://www.eghub.design.kyushu-u.ac.jp/
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