デザインの対象が「社会」に広がっている。ビジュアルやプロダクト、建築や環境など人工物に形を与えてきたデザインが、新たに人びとの結びつきやそこから生まれる営みを形づくることにその射程を広げている。そのことと重なるように、わが国のあちらこちらで「自分たちが暮らしたい社会を自分たちでつくろうとする活動」が生まれている。そこにはじまっている、デザインの専門家ではなく市民が主体となる社会づくりのデザインについて考えてみる。
[登壇者]
須永 剛司 Takeshi Sunaga
多摩美術大学立体デザイン科を卒業しGKインダストリアルデザイン研究所勤務。デザインの現場を離れて筑波大学大学院で認知科学とデザインの学際領域を学び、87 年筑波大学術博士。イリノイ工科大学、多摩美術大学、スタンフォード大学での研究を経て、98 年多摩美術大学に美術学部情報デザイン学科開設。2015 年より東京藝術大学美術学部デザイン科教授。
[主催]
九州大学大学院芸術工学研究院
九州大学大学院芸術工学研究院は、デザインの体系化を目的としデザイン学の基礎論に取り組んでいます。
日時
2019年1月25日(金)16:30-18:30
場所
九州大学大橋キャンパス 音響特殊棟1F 録音スタジオ
福岡市南区塩原4 -9 -1
対象
学外者をはじめ、ご関心のある方はどなたでも自由に参加できます。
参加料
予約不要、参加費無料
お問い合わせ
古賀 徹(九州大学大学院芸術工学研究院)
toru(a)design.kyushu-u.ac.jp