九州大学大学院芸術工学研究院は、この度、学内セミナー「NFT市場はクリエイターにとってどうなのかを考える会議」を開催しました。
近年、世界規模で拡大を続けるNFT市場。アートの世界においてもデジタル作品が1点モノとして取引され、しかもかなりの高額となる事例もあり、NFTはビジネスに疎いクリエイターにとっても、注目度の高い新たな技術です。NFTを活用すれば一生クリエイション活動が継続できるための状況を作り出すことができるのか?それ以前にNFTって一体何だろう?これらの疑問を解決すべく、いち早くNFTアートに取り組みメディアアート分野を強力に牽引する真鍋大度氏をお招きし、実際クリエイターにとってどうなのかについて考える会議を開催しました。また、様々なアート活動を共にされている藤岡定氏とのディスカッションにより、NFT市場、メディアアート、今後のクリエイターの活動はどうなっていくのか、議論を深めました。
[登壇]
真鍋 大度
ライゾマティクス・ファウンダー、アーティスト、プログラマ、DJ。
2006年Rhizomatiks 設立。
身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。
藤岡 定
福岡在住のメディア・アーティスト、デザイナー、研究者、株式会社anno lab代表。
知的好奇心を刺激するインタラクションの創造をテーマとする。人が楽しさから“つい”動いてしまい、それをきっかけに新しい視点・行動・興味・思考が広がるようなクリエイティブを心がけている。
2020年8月、大分県豊後高田市にanno lab初の常設美術館「不均質な自然と人の美術館」を開館。
松隈 浩之(モデレーター・九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
[開催方法]
YouTubeライブ配信
[主催]
九州大学大学院芸術工学研究院
[共催]
九州大学ビジネス・スクール[QBS]
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター[QREC]
日時
2021年10月4日(月) 18:30~20:10
場所
YouTube ライブ配信
定員
100名※申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。
参加料
無料
お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 研究院長戦略室
oishi.nodoka.758(a)m.kyushu-u.ac.jp