学術および学生交流協定校である国立成功大学(台南/台湾)との共同デザインワークショップとして、昨年度に引き続き、臨時開設科目「グローバルデザインプロジェクトⅤ(GDP-V)」として開設しました。
本授業では、日本、台湾の両国のみならず、世界的な社会問題の一つである少子高齢化問題のもと、福岡市・台南市の地域性に着目して、両国で共通・相違する文化、価値観、生活習慣などを相互に理解するとともに、フィールド調査の手法、サービスデザインの手法、デジタルファブリケーションの活用方法などを学びます。また、国立成功大学の教員と学生、九州大学の教員と学生の合同によるグローバルなメンバーと、プロジェクトの進め方のノウハウ修得やコミュニケーション能力の向上も目的とします。なお、本授業は、EDGE-NEXTの一環として実施するものです。
参照:2018年度国立成功大学とのグローバルデザインプロジェクトⅤ
ワークショップの内容
「Design for convivial communities(地域共生社会のためのデザイン)」をテーマとして、地域住民(主に高齢者)の生活に焦点をあて、IoT技術を活用したサービスデザインを行いました。なお、授業は基本的に英語で行いました。
Keywords:地域共生社会、高齢者、生活の質 (Quality of Life)、IoTサービスデザイン、ダブルダイアモンド、ペルソナ、カスタマージャーニーマップ、シナリオ、ビジネスモデルキャンバス など
担当教員
九州大学:田村良一、牛尼剛聡、稲村徳州
国立成功大学:Prof. Sheng-Fen Chien, Prof. Chia-Han Yang, Prof. Hsi-Jen Chen
単位
4単位
プログラム
2019年9月24日(火)~27日(金)ターム1
場所:九州大学・大橋キャンパス
・オリエンテーション
・関連する調査研究やデザイン手法等の講義
・フィールドワークによる課題の洗い出し
・IoTプロトタイピングツールを用いた演習 など
2019年11月下旬 ターム2
場所:国立成功大学(台南/台湾)
・解決策の絞り込み
・サービスシナリオの作成
・ムービー制作の演習 など
2020年2月17日(月)~21日(金) ターム3
場所:九州大学・大橋キャンパス
・最終プレゼンテーションおよびフィードバック
・演習のプロセスや最終成果物の取り纏め など
条件
・原則として、ターム1~3の全てに参加できること。
・2020年3月卒業・修了予定者は、この授業以外で卒業・修了要件単位を満たしていること。
履修希望者(質問などを含む)
2019年7月5日(金)までに担当・田村宛てにご連絡ください。希望者が多い場合は選考することがあります。
九州大学大学院芸術工学研究院 デザインストラテジー部門
准教授 田村良一:tamura(a)design.kyushu-u.ac.jp
日時
ターム1:2019年9月24日(火)~27日(金) @九州大学・大橋キャンパス
ターム2:2019年11月下旬 @国立成功大学(台南/台湾)*
ターム3:2020年2月17日(月)~21日(金) @九州大学・大橋キャンパス
*渡航費用等に対して若干の補助を予定しています。
場所
九州大学・大橋キャンパス、国立成功大学(台南/台湾)
対象
九州大学の学生(学部2年生、3年生、4年生、大学院生)。
留学に興味のある人、外国の大学の授業を受けてみたい人、実践的な国際共同プロジェクトに興味のある人、社会問題やIoT技術に興味のある人を歓迎します。
定員
8名程度
参加料
渡航費用等に対して若干の補助を予定しています。
お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 デザインストラテジー部門 准教授 田村良一
tamura@design.kyushu-u.ac.jp