昨今、文化芸術と社会包摂の結びつきが深まっています。子ども、若者、高齢者、障害者、在留外国人など、さまざまな人たちがアートを通して社会とつながり、生きがいや居場所を見いだす活動が各地で活発になってきました。その一方で、このような活動が既存の社会福祉活動とどう異なるのか、どう評価されるべきか、文化関係者と福祉関係者がどのように連携していけるのか、といった点について意見が錯綜しています。
こうした現状をふまえ、九州大学・鳥取大学・群馬大学の各大学は、社会包摂へとつながるアートの可能性について、文化庁との共同研究を通して検討を開始することになりました。そのスタートとなる本フォーラムでは、文化と社会包摂をめぐる論点を整理し、事例を参照しながら実践方法や政策的支援のあり方を考えました。
※プログラム
14:00~15:35 第1部
1. 講演「世界の見え方や関係性を変える仕掛けとしてのアート」
中村美亜(九州大学大学院芸術工学研究院)
2. 講演「アートがもたらすもの~セルフエスティーム、つながり、オペラ」
川井田祥子(鳥取大学地域学部)
3. 講演「インクルーシブアート教育とまえばしアートスクール計画」
茂木一司(群馬大学教育学部)
4. 講演「表現の実践現場からみる社会包摂~九州の事例を手掛かりに」
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院)
15:50~17:00 第2部
ディスカッション「これからのアートと社会包摂」
コーディネーター:朝倉由希(文化庁地域文化創生本部)
17:00~18:00第3部交流会
*上記内容は2018年1月末現在の予定です。発表者の都合等により、プログラムの一部を変更する場合があります。ご了承ください。
・コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ「UDトーク」を活用したリアルタイム字幕をご提供しました。
日時
2018年3月6日(火)14:00~18:00(受付開始13:30)
場所
アクロス福岡円形ホール
福岡市中央区天神1丁目1番1号
定員
100名(先着順)
参加料
無料/要事前申込 (空席がある場合は当日参加も可能です。)
お問い合わせ
運営事務局・NPO法人ドネルモ 担当:宮田・迫田
住所: 福岡市博多区上川端町9-35リノベーションミュージアム冷泉荘B55
TEL/FAX:092-409-5762
メール:art.social.inclusion@gmail.com
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