九州大学未来デザイン学センターは、「サイエンスとデザイン」をテーマにシンポジウムを開催しました。
趣旨:
近年、デザインの範囲はモノづくりだけではなく、サービスや社会問題の解決、その仕組みつくりなどにも広がっています。エビデンス・ベースド・デザイン(根拠に基づくデザイン)という⾔葉がありますが、よいデザインはその理由を論理的に説明できることが重要です。そして、その根拠となるものの⼀つにサイエンスとしての⼈間や環境の理解があります。新しい科学的な発⾒が新しいデザインを⽣むきっかけになることもあります。また、よいデザインがあって科学が後からその根拠を明らかにすることもあります。デザインの中のサイエンスはその両⽅の役割が求められています。本シンポジウムでは、⽇本のデザイン系⼤学または学部において、第⼀線で活躍されている⽅々をお招きし、どのような教育や研究を実践されているかについてお話しを伺い、デザイン学の中のサイエンスの可能性とその未来について考えたいと思います。
テーマ:「サイエンスとデザイン」
プログラム:
13:30~ 趣旨説明 樋口重和(九州大学大学院芸術工学研究院 教授)
13:50~ 「生理人類学とデザイン」 下村義弘(千葉大学大学院工学研究院 教授)
14:30~ 「プロセス知覚とデザイン」 伊藤精英(公立はこだて未来大学情報アーキテクチャ学科 教授)
15:10~ 休憩
15:20~ 「インタラクティブアートとデザイン」 串山久美子(首都大学東京システムデザイン学部 教授)
16:00~ 「建築計画とデザイン」 花里俊廣(筑波大学芸術系 教授)
16:50~ 総合討論
17:30~ 終了
日時
2018年3月2日(金)13時30分~17時30分
場所
九州大学大橋キャンパス3号館2階322教室
参加料
無料