障害のある人、外国人、LGBTs、高齢者など、大学の職員や学生のあり方が多様化しています。しかし、社会や大学の仕組み、私たちの意識がこうした多様性を包摂できるように変化したかというと、そうとは言えないようです。
今回のFDでは、この問題にデザインの観点から取り組んできた芸術工学研究院の教員と、当事者支援や大学の環境づくりを精力的に行っているインクルージョン支援推進室の教員が集まり、現状の課題や今後の連携の可能性について話し合いました。
デザインとは、思考の枠組みやコンセプトを(再)設計し、もの・こと・サービス・社会のしくみを(再)創造する行為を指します。デザインのアプローチが、多様性を包摂する社会づくりにどのように貢献できるかについて、ハード、ソフトの両面から具体的に考えました。
多様性を包摂する社会のためにデザインができること
挨拶|谷正和 (芸術工学研究院長・教授)
趣旨説明|中村美亜(芸術工学研究院 准教授)
話題提供|
「伊都キャンパスのバリアフリープロジェクト」
羽野暁(キャンパスライフ・健康支援センター 特任助教)
鵜飼哲矢(芸術工学研究院 准教授)
「ソーシャルアートラボのプロジェクト」
長津結一郎(芸術工学研究院 助教)
「福祉人間工学・アダプテッドスポーツからのアプローチ」
村木里志(芸術工学研究院 教授)
「インクルージョン支援推進室の現状と課題」
田中真理(キャンパスライフ・健康支援センター 教授)
横田晋務(キャンパスライフ・健康支援センター 准教授)
ディスカッション|
・問題の所在
・解決へのアプローチ
・連携の可能性 など
挨拶|尾本章 (芸術工学研究院 副研究院長・教授)
司会|中村美亜(芸術工学研究院 准教授)、尾方義人(芸術工学研究院 准教授)
交流会(終了後・デザインコモン1F)
[主催]九州大学大学院芸術工学研究院
[共催]九州大学キャンパスライフ・健康支援センター インクルージョン支援推進室
日時
2020年2月19日16:40-18:40
場所
九州大学大橋キャンパスデザインコモン2F
福岡市南区塩原4-9-1
対象
九州大学の教職員、学外のデザインに興味のある方、福祉関係者など
定員
100名
参加料
無料・要事前申込※交流会費3,000円
お問い合わせ
芸術工学部学務課教務係
E-mail:gkgkyomu(a)jimu.kyushu-u.ac.jp