九州大学では、2020年7月に公式「LGBTsサポートガイド」が発行されました。芸術工学研究院では、これを記念し、10月3日(土)にオンラインにて、インスタレーション展示企画「ことばとジェンダー展」を開催しました。
「ことばとジェンダー展」は、「ことば」という観点からジェンダーを見つめる展示です。ジェンダーは、哲学、政治、生物学、医学、社会、倫理、歴史など、様々なことがらが複雑に絡み合っている概念ですから、それについて考えることは、容易なことではありません。
私たちは、そんな複雑なジェンダーを、展示で表現しようと試みました。ジェンダーを展示にする上で、数ある切り口の一つとして、今回選んだのは「ことば」。人間がことばをつくり、ことばが人間をつくります。
ことばは、その時代における人々の価値観の映し鏡とも言えるでしょう。あなたが普段何気なく聞いていることば、使っていることばにも、ジェンダーが関わっているものがたくさんあります。私たちはただ、それに気づいてほしいのです。そこから先、どう捉え、何を考えるかはあなたに委ねます。この展示が、あなたをとりまく「ジェンダー」について考えるきっかけとなれば幸いです。
―ことばとジェンダー展制作メンバー一同
[参加者]
大石碧、石井優里、徐徳恵、染矢光信、高橋丞太郎、鶴菜々子、土肥真維華、中島一、中村奈桜子、花本理子、疋田睦、山野和磨
インスタレーション展示「ことばとジェンダー展」の詳細はこちら
九州大学「LGBTs サポートガイド」発行記念シンポジウムとして「LGBTsと包摂型社会のためのデザイン。」も2020年10月3日に同時開催します。
日時
2020年10月3日-2020年10月7日
場所
九州大学大橋キャンパス5号館3F
福岡市南区塩原4-9-1