この度、2021年4月の社会包摂デザイン・イニシアティブの開設を記念し、キックオフ・シンポジウムを開催いたしました。企業やコミュニティ、海外(ノルウェー)で活動されているユニークなゲストをお招きし、社会包摂デザインの現状と課題、そのための「仕組み」のデザインの可能性などについて議論しました。
[プログラム]
第1部 社会包摂デザイン・イニシアティブの開設
ご挨拶:谷 正和(九州大学大学院芸術工学研究院長)
「九州大学の現状と課題-社会包摂デザイン・イニシアティブの開設に当たって」
内藤敏也(九州大学理事・事務局長/男女共同参画推進室長)
「九州大学のインクルージョン支援に関する現状と課題」
田中真理( 基幹教育院(兼)キャンパスライフ健康支援センター
インクルージョン支援推進室)
「社会包摂デザイン・イニシアティブの概要」
中村美亜( 九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
第2部 ゲストによる講演
「ビジネス/マーケティング/市場のデザインの観点から」
林 孝裕(電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)代表)
「場づくりのデザインの観点から」
耘野康臣(NPO法人九州コミュニティ研究所代表)
「対話のデザインの観点から」
原 真理子(インランドノルウェー応用科学大学研究員)
第3部 ディスカッション
モデレーター宮田智史(NPO法人ドネルモ事務局長)
終わりの挨拶
尾本 章 (社会包摂デザイン・イニシアティブ長/九州大学大学院芸術工
学研究院副研究院長)
司会:尾方義人(九州大学大学院芸術工学研究院教授)
[登壇者]
林 孝裕 Takahiro Hayashi
電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)代表
(株)電通にて、コミュニケーション戦略、商品・サービス開発、事業開発など戦略領域全般に従事。2011年に設立された社内タスクフォースDDLにて戦略統轄を担い、多数のプロジェクトをプロデュース。2017年「インクルーシブ・マーケティング®」を立ち上げ、D&Iを2011年に設立された社内タスクフォースDDLにて戦略統轄を担い、多数のプロジェクトをプロデュース。前提とした新しいマーケティングコンセプトとして普及活動中。
原 真理子 Mariko Hara
インランドノルウェー応用科学大学研究員
兵庫県生まれ。ノルウェー在住で二児の母。認知症の祖母の介護に関わった経験により、音楽による認知症ケア実践や研究に関わるようになる。英国エクセター大学社会学部Ph.D.取得 (2013年)。社会学博士。ノルウェー移住後は、移民ミュージシャンのエスノグラフィー研究、音楽とウェルビーイングの研究を行っている。
耘野康臣 Yasuomi Unno
NPO法人九州コミュニティ研究所代表
1969年熊本生まれ。プロデューサー、ディレクター、デザイナー、現代美術作家。2004年に「デザインの最適化」をミッションとして特定非営利活動法人九州コミュニティ研究所を設立。他に、NPO法人アクションタウンラボ共同代表、SOL DESIGN INC. 代表取締役、文化庁文化的景観調査員、平戸市文化的景観推進委員会委員など。
宮田智史 Satoshi Miyata
NPO法人ドネルモ事務局長
1984年福岡生まれ。九州大学大学院芸術工学府修士課程修了。2012年、超高齢社会に向け、「自分たちの暮らしを自分たちでつくる」文化的な社会を目指して、高齢社会のコミュニティづくりに取組むNPO法人ドネルモを設立。その他に大野城市共働コーディネーター、福岡大学非常勤講師(生涯学習支援論)など。
[開催方法]
オンライン会議ツール「ZOOM」を使用しました。キックオフ・シンポジウムでは、音声文字化アプリ「UDトーク®️」を用いて、リアルタイム字幕あり。
[申込方法]
参加お申し込みフォーム
[主催]九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ
社会包摂デザイン・イニシアティブのパンフレットはこちら
日時
2021年8月1日 14:00 - 17:00
場所
オンライン(Zoom)※お申し込みフォームからお申し込みいただいた後、 当日の参加リンクをお送りします。
参加料
無料
お問い合わせ
九州大学大学院芸術工学研究院 社会包摂デザイン・イニシアティブ
didi-office(a)design.kyushu-u.ac.jp