「社会包摂デザイン・イニシアティブ」発足のお知らせ

九州大学大学院芸術工学研究院では、2021年4月に社会包摂デザイン・イニシアティブが発足いたしました。

社会包摂とは、障害、貧困、人種、国籍、性的指向などによって社会から阻害されてきた人たちを含めた、あらゆる人たちの存在が尊重される社会のあり方を表す言葉です。このような包摂型の社会を実現するためには、従来とは異なる方法で、もの・こと・サービス・社会制度をデザインしていかなくてはなりません。また、これらを一体的に「しくみ」としてデザインし、社会実装していくことも不可欠です。社会包摂デザイン・イニシアティブは、多様なニーズに応じたサービスを提供し、個人のポテンシャルを引き出すための「しくみ」をデザインすることで、健全な成長や、豊かさの新しい価値を生み出す社会づくりを先導していく研究教育機関です。

社会包摂デザイン・イニシアティブは、研究者同士の連携を促進し、産学官民のハブとなるシンクタンクの役割を担う組織となることで、もの・こと・サービス・社会制度等から構成される地域社会のケアや雇用等の「しくみ」を、包摂型社会という新しい理念のもとで一体的にデザインし、それを適切に運用することを目指します。そのため、社会包摂デザイン・イニシアティブでは、研究・教育・実践・提言の相互連関を常に意識し活動を行っていきます。

詳細はこちら：社会包摂デザイン・イニシアティブWebサイト

社会包摂デザイン研究会の詳細はこちら
多様性を包摂する社会のためにデザインができること 〜芸術工学研究院 ×インクルージョン支援推進室〜
第３回社会包摂デザイン研究会「LGBTsと包摂型社会のためのデザイン」
第３回社会包摂デザイン研究会の報告書
第４回社会包摂デザイン研究会@オンライン「多様性と科学」
第５回社会包摂デザイン研究会「産前産後支援、育児支援について」